2010年10月26日火曜日

ダチョウの卵


Mosesのメディカルキャンプ2日目のこと。

ナロクから現地に向かう途中、
ぽつんと立った一つの木に何頭ものキリンたちが群がって一生懸命葉っぱを食べる姿が見えた。

この乾燥の地で、キリンたちも、食べ物を探すので必死なのだ。

木も可哀そうだけど・・・



1日目に受付だけをして受診できなかった人々に加え、新しい人々、そして学校の子どもたちが加わり、2日目も大混雑。診察用紙を持った人々が詰めかけた。反省を生かし、初めから列に並んで座ってもらえるように椅子を配置、一人ひとり、「あなたココ、はい少し動いてください!」と声をかけながら、なんとか順番に受診ができるようになった。。。

ふ~っと息をつくも束の間、一人のおじいちゃんが頑として動いてくれない。
「どうしたんですか?」と聞くと
どうも、子どもと一緒の席に座るなんてできない、ということらしい。

雰囲気から察するに、もしかしたら村の長老なんだろうか。
ちょっと迷ったが、ドクターに相談して、この長老は特別に先に受診することになった。
『順番抜かし』ではあるが、このプライバシーも何もないような騒然とした診察室で、少しくらい文化的なことに配慮することも必要なのかもしれない。

私がちょっと目を離しているすきに、列はぐちゃぐちゃになり、結局昨日と状況は変わらなくなった。
でも、途中から英語とマサイ語の両方を理解する学校の子どもの一人が通訳兼アシスタントになってくれたので、大助かり!!

まだ、12歳やそこらなのに、英語、スワヒリ語、マサイ語を操るなんて、本当にケニア人には脱帽。






今日も1日があっという間に過ぎた。
帰ろうと言う時になって、車が故障。待ちぼうけをくらっている時だった。
オランダ人のMarchが「Sachiko!ちょっと来て!」と呼んだ。
行くと、マサイ族のママが何やら白い麻袋を下げて立っている。
「私は買えないけど、Sachikoは興味あるかと思って・・・」
中から出てきたのは・・・

ダチョウの卵!!

でかっ!!


(これ、野生のダチョウの卵だよな・・・良いんだろうか・・・)
と思いつつ、きっと私が買わなくても誰かが食べることになるんだろうと思いなおし
一つ買ってみることにした。500シリングだったのを、200シリングにまけてもらった。

食用では、世界一の大きさだと言われるダチョウの卵。ずしっりと重い。

Mosesによると、上手に穴を開けて中身を取り出し、卵の殻はビーズなどを飾って装飾品にするらしい。
とりあえず、近いうちに私の家でダチョウの卵パーティをしようということになった。

最後に参加メンバーみんなで記念撮影。
あっという間の2日間だったけど、色んなことを学んだ気がする。
思い切って参加して良かった!!

色んな出会いに感謝です♪

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