ママの一人が一生懸命、撮ってくれた奇跡の1枚w |
昨年の夏前に出会い、一緒に環境保全の歌を歌ってきたマサイ族の女性グループ「Naretoi Women Group」。Naretoiとはマサイ語で「助け合い」という意味。
この女性グループを初めに紹介してくれたのは、オロルルンガ小学校の環境クラブ担当、Joice先生だった。(テレビの番組の中で私の横で一緒に授業をしていた先生です。なんと今年からオロルルンガ小学校の校長先生に昇進!!)英語が全く通じないので、スワヒリ語とマサイ語のみ。最初はJoiceの助けなしには意思疎通できなかったが、今では私のスワヒリ語がだいぶ上達したのか、または、以心伝心ができるようになったのか、何の問題も無く彼女達とコミュニケーションできている。
野生の木から種を採取して、苗木園を復活させました! |
このグループは、自分達の森を守っていきたいという想いがあって、苗木作りなどにもチャレンジした経験があるが、なかなか上手くいかず挫折したという経験がある。こういうケースは多い。気持ちはあっても、収入に結び付きにくい苗木を育てるような活動はなかなか継続が難しい。(ある程度の収入が見込めるような苗木園はかなり大規模なものだ。)グループの収入向上というのも、私のケニアでの仕事の一つなので、色々と考えた結果、ママ達の得意分野 ”マサイビーズ製品”を売って、その収入の一部で苗木園を継続させるというプロジェクトを始めた。
伝統的な飾り |
只今の商品ラインナップはこんな感じです♪
ポップな色が可愛いピアス☆ |
ボタンを使った伝統的な飾りのキーホルダー |
お客様の声をもとに真中のボタンをビーズに変えたキーホルダー(バージョンアップ) |
元気の出るマサイカラー携帯ストラップ(チャーム付き) |
首にかけられるロングストラップ☆携帯、カメラ、名札などに使えます。 |
伝統的な飾りのチャーム |
マサイ布のポーチとチャームのコラボ♪ |
牛の皮をにビーズを縫いつけた飾りのヘアゴム♪ |
豪華!マサイビーズのハンガー☆ |
これらの商品は、JICAオフィスの展示販売ブースやナイロビのお店に置かせてもらったり、イベントなどで販売している。
お陰さまで、苗木貯金 只今 5320 シリング!!
このママ達に限らず、オロルルンガ村の女性達は、普段はそれぞれの家で家事をこなしつつ、野菜を市場で買ってきて家の近くで売るなどの超小規模ビジネスを細々とやりながら日々の生計や教育費の足しにしている。でも、うちの近くのマーシィと一緒で、ちゃんとビジネスが成り立っているのかイマイチ不明・・・。ビーズ製品に至っては、バイヤー(一般の人や、観光業の人達)に買い叩かれ、下手をすると材料費の元しか取れないような値段で売っているケースも少なくない。
このプロジェクトのもう一つの狙いは、ママ達にビジネスの超基本的なこと(商品の質、値段のつけかた、お金のやりとり、サインの仕方・・・など)に少しでも気付いてもらうこと。
当初の計画では、ナロクの地の利を活かして、なんとか観光業と結び付けたいと考えていたが、なかなかマーケティングは進んでいない。でも、あと1カ月、あきらめずに色々と当たってみたい。
3月に、苗木貯金を使って苗木を買い、それぞれのお家に木を植えることになっている。楽しみ(^▽^)
0 件のコメント:
コメントを投稿