今日はスワヒリ語のクラスが終わったら
急いで準備をしてマタトゥに飛び乗った。
郵便局へ行くためだ。
なぜこんなに急ぐのかというと・・・
ケニアの郵便局はと~~~っても時間がかかるから。
役所や郵便局、病院などの公共施設では、「とにかく時間がかかる」
というのはケニアでは有名な話。
隊員仲間の中では、100シリング余分に払って(いわゆる袖の下)荷物をもらえたとか
箱に書いてある値段だけ見て計算して、何万もの課税を言い渡されたとか
色んな話がある。
急いでいるときに限って、マタトゥが郵便局前で止まってくれない。
警察のチェックが厳しかったらしい。だいぶ先のステーション
でやっと降りることができた。
持ってきていた黄色のレシートとパスポートのコピーを見せると
すんなり荷物が出てきた。
(おお!簡単やん!)
と思ったら・・・ここからが大変だった。
まず荷物チェックの列に並ぶ。
例によって、チェックする係の女性の姿は見えず、他の職員たちは皆ぼーっと
つったっている。他の客も「いつまで待たすんだ!?」と怒りモードだが、
「もうすぐ来ますから」の一点張り。
来たよ、ポレポレ!どれくらい待っただろうか、お待ちかねの彼女は
悪びれる様子もなく悠々と歩いて来て、仕事を始めた。
列に並んでいても、色んな人が横入りしたり、他の職員とおしゃべりして手が止まったり
一向に仕事は進まない。
ま、これくらいはもう慣れた。私もぼーっと突っ立ている職員さんとスワヒリ語でおしゃべり。
しかし、この人たちは、一体ここで何をしているのだろう?
やっと私の番になった。荷物の中身を全部出す。
本には課税なし。(ほっ)
新品プラグ課税なし。(へえ!)
ババシャツ・・・課税あり!なんで!?
古着は課税されるよって聞いてたけど、高そうなプラグとかピアスは課税されないのに
なんでババシャツが課税されんだろう・・・謎だな~
チェックを終え、また全部袋に閉まって、これでお金払って終わりだと思ったら
黄色いレシートが1枚無くなるというハプニング。
私は2枚しかもらってないのに、あなたの鞄にあるはずだから探せと言い残して
女性はまたどこかへ行ってしまった。
そんなこんなで気づくと5時近くだった。なんか嫌な予感がした。
レシートはやっと新しいのを発行してもらえたが、
あっさり
「荷物はもう今日は受け取れないよ。銀行閉まっちゃったからね」
と言い放たれた。
ここで簡単には引き下がれない。
だいたい平日の銀行が開いてる時間なんかにタウンに来るのは不可能だ。
できる限り粘って色んな人に話をした。
その間も、今までぼーっと突っ立てた職員さんたちが5時ちょうどには帰ろうと
片づけを始めていた。なんとか交渉して、一度消したパソコンを起動してもらい
銀行へ払う紙をゲットした時には
私の荷物は倉庫の中にしまわれて鍵がかけられていた。
泣きそうになりながら、最後に残っていた責任者っぽい男性に訴えた。
私の剣幕に気押されてか、話を聞いてくれた。
そして、荷物は渡せないが銀行へ行くのは代行してくれるという話になった。
一瞬どうしようか迷ったが、男性のしっかりした口ぶりや対応を見て
名前と電話番号を聞いて、信頼して頼むことにした。
明日の夕方までには、すぐに荷物をもらえるようにしておくと約束してくれた。
5時をとうに過ぎ、ナイロビの街はまさに帰宅ラッシュ。
渋滞の嵐だ。なんとかタクシーを捕まえた。
ケニアでは、色んなことが思うように進まない。
それでも、タクシーの外に流れるバスやマタトゥの陽気な音楽を聴いて
なんだか笑ってしまう。
郵便局でも一生懸命私のために動いてくれた人もいた。
基本的にケニアには優しくてあったかい人が多い。
しかし、一筋縄ではいかないかな~と思ってたけど、
やっぱり恐るべし郵便局!
結局のところ、郵便局での滞在時間はどれくらいやったん?
返信削除さすがというか何というか…。
日本では考えられない対応やな。
気長~でいないと耐えられなさそう。
モノによって課税があったりなかったりするんやね。
で、ババシャツに課税って(笑)
どんなものに課税されるかいろいろ送ってみたいわ(笑)
早く荷物受け取れるといいね。
こちらは連日35度超えの猛暑ですよ~。
暑すぎる…。
お返事遅くなっちゃってごめんね!
返信削除郵便局の滞在時間は結局3時間近くだったかな~。
17時過ぎても粘ってたから…
次の日に荷物を取りに行って、
やっとこさすべての荷物を受け取ることができました☆
あっという間に日本はお盆やね。
まだ暑い日が続いてるのかな??
体調には気をつけて!
ナイロビは寒いです。