2012年2月29日水曜日

帰国準備!

調子よくブログ更新できてたんですが、気を抜くとすぐこうですね~。2月がもう終わっちゃいました。

(予想していたけど)私もケニア人の同僚も、残り1カ月というところでやっと「サチコは本当に帰るんだ!」ということに気が付き、壁画をもっと書いてほしいとか、環境教育の授業もやってほしいとか、ずーっと提案していた展示ボード作るだとか。
ナロクにいるのはあと残り1週間ちょっとなんだけど、どうやら1年分くらいの仕事をすることになりそうです。

その合間を縫って、製品作りの追い上げ、最後の旅行、友達への挨拶、最終レポートなどなど、、、帰国準備って大変やね。私としては、最後の最後の日まで楽しみたいと思っています。

2012年2月8日水曜日

アフリカン布のはぎれを使った商品

以前記事で紹介したクリスマスカードを作っているマルルイスラムの商品も紹介してほしいという声をちらほら貰っているので、ここで只今制作中の商品を紹介しま~す♪


☆はぎれを使ったリサイクリング・カード☆
ミニカード「ASANTE」(ありがとう) ※他の言葉も入れれます。
バースデーカードやクリスマスカードなど季節のカード。只今バレンタインカード作成中。

きりんさんのしおり♪

☆はぎれを巻いたメモノート☆

A6サイズのノート 私も愛用してます♪
もうワンサイズ小さいA7サイズのミニノートもあります。
中はこんな感じ。ケニアのノートの中では
良いクオリティの物を頑張って選んでます。
はぎれ使用なので、カラフル&世界にたった1つ!?
こんな風にパッケージして、ナイロビのブティックにも置いてもらってます。
 ☆2012年~2013年 スケジュール帳☆

A5サイズのカラフルスケジュール帳♪

中身はシンプルに1カ月見開きです。
日本人用に月曜始まり、4月始まり2023年3月まで使用可能!

メモページもたくさん入れました☆

その他、試作してるのが、コサージュ、ミニポーチなどです。
出来上がったら、写真をUPします^^

2012年2月7日火曜日

マサイビーズ1つお買い上げで苗木1本分の貯金に!

ママの一人が一生懸命、撮ってくれた奇跡の1枚w

昨年の夏前に出会い、一緒に環境保全の歌を歌ってきたマサイ族の女性グループ「Naretoi Women Group」。Naretoiとはマサイ語で「助け合い」という意味。


この女性グループを初めに紹介してくれたのは、オロルルンガ小学校の環境クラブ担当、Joice先生だった。(テレビの番組の中で私の横で一緒に授業をしていた先生です。なんと今年からオロルルンガ小学校の校長先生に昇進!!)英語が全く通じないので、スワヒリ語とマサイ語のみ。最初はJoiceの助けなしには意思疎通できなかったが、今では私のスワヒリ語がだいぶ上達したのか、または、以心伝心ができるようになったのか、何の問題も無く彼女達とコミュニケーションできている。
野生の木から種を採取して、苗木園を復活させました!


このグループは、自分達の森を守っていきたいという想いがあって、苗木作りなどにもチャレンジした経験があるが、なかなか上手くいかず挫折したという経験がある。こういうケースは多い。気持ちはあっても、収入に結び付きにくい苗木を育てるような活動はなかなか継続が難しい。(ある程度の収入が見込めるような苗木園はかなり大規模なものだ。)グループの収入向上というのも、私のケニアでの仕事の一つなので、色々と考えた結果、ママ達の得意分野 ”マサイビーズ製品”を売って、その収入の一部で苗木園を継続させるというプロジェクトを始めた。


伝統的な飾り
何度も会議を開いて、商品の売り上げのうち、20%~30%(20シリング程度)を苗木用の貯金にすることを決めた。最初は、マサイ族の伝統に限らず色んなビーズ製品にチャレンジしていたが、作り慣れた伝統的なものを活かす形で商品を開発できないか、ここ半年ほどずっと試行錯誤してきた。



只今の商品ラインナップはこんな感じです♪

ポップな色が可愛いピアス☆

ボタンを使った伝統的な飾りのキーホルダー

お客様の声をもとに真中のボタンをビーズに変えたキーホルダー(バージョンアップ)
元気の出るマサイカラー携帯ストラップ(チャーム付き)

首にかけられるロングストラップ☆携帯、カメラ、名札などに使えます。
伝統的な飾りのチャーム

マサイ布のポーチとチャームのコラボ♪
牛の皮をにビーズを縫いつけた飾りのヘアゴム♪

豪華!マサイビーズのハンガー☆


これらの商品は、JICAオフィスの展示販売ブースやナイロビのお店に置かせてもらったり、イベントなどで販売している。
お陰さまで、苗木貯金 只今 5320 シリング!!


このママ達に限らず、オロルルンガ村の女性達は、普段はそれぞれの家で家事をこなしつつ、野菜を市場で買ってきて家の近くで売るなどの超小規模ビジネスを細々とやりながら日々の生計や教育費の足しにしている。でも、うちの近くのマーシィと一緒で、ちゃんとビジネスが成り立っているのかイマイチ不明・・・。ビーズ製品に至っては、バイヤー(一般の人や、観光業の人達)に買い叩かれ、下手をすると材料費の元しか取れないような値段で売っているケースも少なくない。


このプロジェクトのもう一つの狙いは、ママ達にビジネスの超基本的なこと(商品の質、値段のつけかた、お金のやりとり、サインの仕方・・・など)に少しでも気付いてもらうこと。

当初の計画では、ナロクの地の利を活かして、なんとか観光業と結び付けたいと考えていたが、なかなかマーケティングは進んでいない。でも、あと1カ月、あきらめずに色々と当たってみたい。


3月に、苗木貯金を使って苗木を買い、それぞれのお家に木を植えることになっている。楽しみ(^▽^)





2012年2月3日金曜日

携帯充電屋さんのマーシィ

エチオピアの旅の話にいくまえに、ちょっと日常の紹介。


私が住んでいる家から一番近い(というか隣)ガソリンスタンドの名前は「Total」。ということで、この辺り一帯はトータル地区と呼ばれている。ケニアの地名は、結構このパターンが多い。



トータルに住み始めて一番初めにできた友だち、マーシィは携帯充電屋さんをやっている。電気の無い家に住む人々が携帯持って通ってくる。小さなトタンの家の中に延長コードを引いて、色んな会社の充電器を準備する。最初見た時、それだけで、ビジネスになるって、ケニアって凄いなぁ~と思った。ちなみに、充電をフルにして1回20シル。だけど、だいたい「友達だから」と言ってタダでやってあげている。彼女は、フレンドリーで優しいんだけど、本当にビジネスには向いてない。だいたい、自分の店が携帯電話の店なのに、いつも自分の携帯電話は「イメポテア(どっか行っちゃった)」。

フルーツを売り始めたマーシィの店
こんなマーシィに何となく親近感を抱いて仲良くなって1年半。仕事帰りには彼女の店に寄ってから家に帰るのが日課になりつつある。私にスワヒリ語を教えるのも上手なので、良い先生になってもらっている。 26歳にして2児の母。子育てをしながら店を切り盛りするマーシィと、いつも何をするでもなくその辺りにいる仲間達とおしゃべりをするのは楽しい。


その彼女が、この頃、なんだか色々と他のビジネスに手を出し始めた。他に充電屋が出来てお客が減ってしまったのか、ついにポレポレビジネスが立ち行かなくなってきたらしい。まず始めたのが店先で野菜売り。これは、うまくいくはずがない。だって、 お隣が野菜屋さんなんだもん。1週間でやめ。次は、フルーツ屋さん。最初はジュースを作ると言っていたが、やっぱりお客さんが来ないためか数週間でやめ。その次は壊れかけのコピー機を持ってきてコピー屋さん、それから鞄屋さん・・・。


だんだん、次は何するんだろう?ってちょっと楽しみになってきた矢先、先週やってくれましたマーシィ!なんとある朝通りかかるとサロン(美容院)が始まっていたのです。
これにはさすがにビックリしたけど、話を聞いていると、場所を美容師さんに間貸し始めたということで、まぁそれなら良いかもしれない。
さっそくお客になって髪を編んでもらいました。
今回は自毛を編んでもらったよ~♪
そして、今日。いつもはとっくに閉まってるはずの夜8時頃に通りかかると、まだ電気が付いてる。今日は遅くまで何してるの?と聞くと「今日からコーヒー屋さん」を始めたのよ、って。へえ!
最近来るようになった大型のバスの時間に合わせて、夜11時まで店を開くのだそうだ。


このジャリブ(挑戦)精神は本当に凄い。


そのために、子どもたちをお世話するハウスガール(家政婦さん)を雇ったらしく、未だにマーシィのビジネスは成立しているのかは不明。


だけど、なんとなくケニアを感じさせてくれるマーシィのお店、私は結構好きだ。