2011年12月14日水曜日

クリスマスカード280枚 納品!!

マルルイスラムの若者達と、アフリカ布のはぎれを使ったリサイクルカードやノートを作るプロジェクトを始め、早5ヶ月。

ムワンギとベンソンが主に頑張ってます。グループの代表ソースピーターは、営業や材料の仕入れなど全面的にバックアップしてくれてます。布端切れはテーラーさんから貰います。


ハサミやカッターの使い方にもかなり慣れ、商品のレベルも上がって来ました!

最初に作り始めたバースデーカード
YAYAセンターのお店や近所の高級ホテルなどに営業に行き、なんと2つのお店に置いてもらえることに♪

ちょっとずつ、販路を開拓し、なんとか商品がちょっとずつ売れるようになってきた。
だけど、やっぱり彼らが働いた分の売上を確保するのは難しく、彼らはほぼボランティア状態。工事現場の日雇いバイト(1日300ksh=300円)が見つけられる日はそっちへ行きながら、細々と頑張っていました。 


色とりどりのクリスマスカードは圧巻!!
そんな矢先、なんとJICAの職員さんがこのカードを見て下さって、各省庁へ出すクリスマスカードに、これを採用してもらえることになりました☆280枚の大量オーダー。期限は5日間。
そんなにたくさんのオーダーに答えられるか心配だったけど、泊まり込みで頑張ったらしく、ちゃんと期日までに280枚、仕上がりました!!本当によく頑張った(*^_^*)

納品前日、クオリティのチェック。
電話でかなり言ったので、細かい所まで気を付けてくれていて、ほとんどのカードが合格でした☆


カードの裏側には、カードの説明とグループ紹介のカードを貼り付けました。

このカードなどの商品の売り上げ50%は、スラムの図書館とラーニングセンタ―の建設費用へ、25%はビジネス継続のための貯金、そして25%は若者の収入になります。
このパーセンテージ、私はノータッチで彼らが決めたんだけど、半分を図書館に回すというのは正直すごいと思う。



端切れなので、一枚一枚色も模様も違う
世界に一枚のクリスマスカード。
今年のJICA KENYAの顔として、各省庁のオフィスへ届くと思うと楽しみです。




2011年12月4日日曜日

壁画完成までのアツい3日間+α

スワヒリ語訳:「木を植えよう!! 私達の森を使い果たしてしまう前に。」
 壁画を描くにあたって、一番重要なのは、もちろん

「何を描くか」


最初は、天国地獄絵図みたいな感じで、森林破壊と森林保全の絵を並べた啓蒙壁画のようなものをイメージしていた。

壁画プロジェクト前日に、参加してくれるメンバー達がナロクに来てくれて、夜になると私の家で会議が始まった。試行錯誤、長い議論の末、「木を植える」ということを表現することに決まった。

ここ、ナロク周辺では、一本の木を植えて育てるということが本当に難しい。水やりも大変。「だいたい、今植えたって、いつになったら木が育つんだ!そんなに待てないよ!」という声が聞こえる 

ーでも、そう言って森の木を使い続けていると、いつかは森の木がぜんぶなくなってしまう。そうなる前に、今、木を植え始めよう。

そんな想いを絵に込めたい。




「伝えたいメッセージは何なのか」を明確にし、そして絞り込んでいく作業は、絶対に私一人では出来なかったと思う。夜遅くまで付き合ってくれた(そして、私が寝てしまった後も下絵を完成させてくれた)ダブルMちゃんに感謝感激です。


一番初めはこんなでした~
さて、子ども達がいない日曜日に小学校にやってきた私達は、さっそく下準備を始めることになった。


「どこに描くか」
   
どの壁に描くかも重要。またまた、話し合いの結果、予定していた壁ではなく、道から見える小さめの壁にすることに。結果的には、学校から入って来たら必ず目に入る場所なのですごく目立つので、良い壁を選んだと思う。

壁に白いアンダーコートを塗っていく。日曜なのに、どこからともなく子ども達や住民達が集まり、人の輪ができた。思ったより表面がデコボコで、綺麗に塗るのは結構大変!!わざわざ半日だけなのに、参加してくれたKくんがいてくれて本当に助かった。

午後からは、直射日光が当たってさらに体力が奪われていく・・・なんとしても今日中に下書きまで終わらせてしまいたい。
という想いとは裏腹に、下絵と壁の比率が違ったため、下書きをするための補助線を引く作業にかなり悪戦苦闘してしまった。(私が最初にちゃんと壁の大きさなどをチェックしてなかったので・・・すみませんm(__)m)しかも、チョークで描いても全然見えない・・・ガ―ン。。。

暑さも限界だったので、時間が迫ってたけど、遅いお昼休憩を取ることに。村一番のレストラン「チャムチャム」で冷たいソーダを飲むと少し落ち着いた。休憩って大事やね~。
西日に負けず、1日目はこんな感じで終了

その後、夕方になって涼しくなったのもあり、我らが救急隊員Mちゃんがテキパキと指示をし、しかもチョークに代わる救世主「チャコル」を思いついてくれたので、 アーティストMによる下書きがぐんっと進んだ。夕暮れまでに、なんとか黒ペンキで縁取る所まで完成!!



2日目の月曜日、朝学校へ行くと、それはそれは子ども達は大喜び!絵の前で私達を待ちかまえていた。当初、全校生徒に参加してもらうのは無理だから7年生だけにしようと考えていた。でも、頑張ってここにいる全員に参加してもらおう!ということになった。集会を開いてそのことを伝えると子ども達の顔が輝いた。特に、今まで私がやってきた活動には、入れてあげることができていなかった1年生やナーサリークラス(幼稚園の年齢)の子ども達は、「僕達もできるの!?」と何度も聞いてきた。



学年ごとにスペースを決めて、一人一塗りずつ背景を塗っていく。完璧なスワヒリ語を操るMちゃんと養護のUちゅみのペアのお陰で、子ども達は上手に列にならび、思ったよりも混乱なく全員が塗り終わることができた。


2日目最後の最後に私達を悩ませたのは、人物の肌の色。
思ったよりも背景の青や土の茶色の色、木の幹の色などが濃い色のため、人物の肌の色も茶色で塗ってしまうと絵が暗くなってしまう。ということで、綺麗なココア色で塗ったのだけど、すれ違ったママが一言「ケニア人じゃなくてムズング(白人)を描いたのね」とつぶやいた。せっかくケニアの人々を描きたかったのに、白人に見えてしまっては悲しい。どうしよう・・・
2日目はここまでいきました!
文字通り、日が暮れるまで「あーでもない、こうでもない、、」と色々と5人で悩んだが、結局肌の色は変えず、髪の毛などでケニア人らしさを表現することに。

 最終日は、午前中一杯かけて、人物の髪型や表情、メッセージ、ロゴマークや国旗などの細かい仕上げを行った。5人がそれぞれの力を最大限出し合って、これぞ協力隊という感じがした。


日付の下に「Team Sachiko」って入れようとみんなが言ってくれた。最初は私の名前だけを入れるなんて気が引けたけど、「子ども達もサチコという名前を覚えているし、それだけは覚えてて欲しい」と言ってくれて、素直に嬉しかったので、書きこませてもらうことにした。

みんながナイロビに帰った次の日は、学校の終業式だった。
子ども達と、先生、保護者達で絵を囲んでメッセージを伝えた。校長先生が、私達の活動の意義について熱く語ってくれた。子どもの一人は、「自分達で描いた絵だから、絶対に大人になっても覚えてる。誇りに思う。」と言ってくれた。やってよかったなぁと思った。



*****

ペンキは何色買っていくらかかるのか。
アンダーコートというものを塗らなきゃいけないらしい。
そもそも、塗るのに何日かかるの!?


わからない事だらけで、勢いだけでやり始めてしまった「壁画プロジェクト」。分科会のメンバーの協力なくしては、本当に実現しない企画だったなぁと改めて思う。

オロルルンガ村まで来てくれたみんな~!ありがとう~!
そして、第2弾がケニアのどこかで続きますように・・・❤

盗まれないポスター・・・「壁画」だ!

ケニアの公立小学校で環境教育をやり始めて気づいたことは、「小学校に掲示物を貼る所がない!」ということ。

ほとんどの小学校には玄関や廊下が無い。外の壁にポスターを貼れば雨と風にやられて1週間ももたないだろう。そこで、政府などから配られたポスター達は、こぞって狭い職員室に貼られることになり、何が何だか分からない状況になっている。しかも、子ども達の目には留まることがない。

私がモデルスクールにしているオロルルンガ小学校には、かろうじて外に設置された掲示板があるが、ある時そこに私がカラ―で作ったポスターを貼ろうとしたら、先生達が「ココはダメ」と言う。

「こんな所にこんな綺麗なポスター貼ったら、盗まれちゃうよ。」

先生達によると、夕方に近所の子ども達が目ざとく持って行くという。うーん、そう言われてしまうと、環境教育のポスターや掲示物を作った所で、子ども達の目に入らない棚の奥底にしまわれてしまうのがオチだ。

盗まれずに、子ども達の目にいつも留まるもの・・・
「壁画だ!」
と思った。

友達Marcyの子どもが通う幼稚園の壁
ケニアの建物の壁というのは、日本とちょっと違う価値がある。
看板や宣伝として使われるのだ。
コカコーラやネスカフェ、サファリコム、洗剤やセメント、コンドームまで色んな会社のロゴや商品が建物の壁全体に描かれる。
「赤いコカコーラの建物だから、コーラが売ってるんかな?」と思ったら、お店は美容院だったり、驚くことに民家だったりもする。

お肌のことを毎日考えてしまいそう
街かどで選挙のことを絵にした啓発壁画を見つけた。小学校の壁にも、地図や生物の図、算数の公式などが描かれ、教科書代わりに使われている。



壁画なら、盗まれないし、インパクトも大きいし、子ども達ばかりかコミュニティの人達にも見てもらえるし、雨風で簡単に風化しない。

タクシーの中から必死に撮った壁画
そんなことを考えていた時、協力隊でやっている環境教育分科会の当時会長から「分科会のメンバーでやったら?」と声をかけてもらった。分科会内のアーティストMちゃんからも、是非やろうと言ってもらって、さらに調整員の方からも応援してもらって、今回「環境教育壁画プロジェクト ~お絵描きキャラバン」お試し隊を結成して、壁画作成の実現することになった。

さて、どんな壁画になったのか・・・
次の記事で紹介します~♪

(字を大きくしてみました。こっちのほうが読みやすい?)

2011年12月3日土曜日

シマウマと走る

Tシャツとゼッケンを付けて準備万端!!
さて、マサイマラ・マラソンはどうなったんだ!?
と色んな人からメールをもらったので、ご報告。
走りましたよ~。ちゃんと!

私の任地ナロクから近いこと、森林保全を掲げたイベントだということ、そして、私の職場の同僚がスタッフをしてること、、、など色々とあって、ノリで参加することになったマラソン大会。

会場が思ったより奥地のサバンナで、
手配していたマタツが遅刻したあげく途中で迷っちゃって
無事に辿り着くかすら危うく、ドキドキしたけど、
なんとか間に合ったぜ~!!ホッ(^。^)

元マラソン選手のスティーブン(同僚)



っていうか、さすがケニアのイベント。全然時間通りに始まる様子も無く。サバンナと一緒に記念撮影♪

5Kmのファンランと21Kmのハーフマラソン。もちろん私は5Km。 このマラソン嫌いの私が走ること自体、奇跡!

あ、スティーブン発見。職場の同僚で、元マラソン選手の彼は、現在はコーチをしながら、私の職場のようなお役所のスポーツインストラクターなどをしている。この前のサッカー大会の時は本当にお世話になった。
スティーブンが一生懸命、スタート地点に押し寄せるランナー達を押し戻していた。

その次の瞬間。「そこ、スタートラインじゃないよ!」と他のスタッフから声がかかり、「え~・・・」っていう声と共に人々が散って行った(笑)このグダグダ感。ケニアだ~


スタート前の余裕の笑顔

だだっぴろい草原にスタートとゴールが一緒になったゲートが一つポツンと立ってるけど、それ以外は、コースが一体どこなのかも分からない。横を見ればシマウマとガゼルが草を食みながら、赤いTシャツを着て走る人間達を見ている。確かに世にも珍しいマラソンだ。

たった5kmのくせに「私はなんでわざわざ疲れるために走ってるのか・・・」と早くも走りだして数分で後悔。初めはちょっと走っては歩いて、また走っては歩いてを繰り返してた。協力隊仲間はみんな遠くに行ってしまったし、歩いてる時は、シマウマを見たりして、それはそれで楽しいからいっか~なんて思ってた。

半分くらいまでやってきて、さっきから、ずっと同じお婆ちゃんの姿を見てることに気づいた。めっちゃめちゃゆっくりだけど、絶対に歩かずに走り続けるお婆ちゃん。私が走ると追い越してしまうが、歩いている時に抜かされる。

どこまでも続く青空の下、草原を走る
「せっかく走りに来たんだから、嫌がってないでこの状況を楽しもう!」お婆ちゃんを見ててそんな風に思ったので、それからは私もスピードをめちゃめちゃ落として、でも絶対に止まらないように心がけた。サバンナを吹き抜ける風が気もち良い!シマウマが2頭、じゃれて走りまわってるのが見えた。楽しくなってきた。

そんなこんなで、私が思っていたよりは結構早くゲートが来た。最後ダッシュしようかと思ったけど、敢えてそのままのスピードを保ってゴール!しんどかったけど、なんだか大切なことを学べた気がした。

21K(ハーフ)を走った人は、本当に尊敬する。
しかも噂によると、ウォーターポイントで水が貰えなかったり、川を渡らなきゃ走れなかったり、かなりサバイバルなハーフマラソンだったらしい・・・(@_@;)


いくつものマサイ族のチームが本格的なダンスを披露!

もう二度とマラソン大会に参加することはないと思うけど、でも来て走ってみて良かった~!
ゴールで記念撮影♪


2011年11月18日金曜日

サバンナを走る

19日(土)はマサイマラ・マラソンの日。
私の任地からすぐ近くのサバンナでマラソン大会があるということで、
この走るのが大嫌いな私が、
人生最初で最後であろうマラソン大会に出場します!!

ああ~5KMなんて走れるかな・・・心配だ。

2011年11月3日木曜日

生血を飲む&世界7不思議 【サチコトラベル☆ダイジェスト②】

今日は、8月の旅行回想録、第2弾。

日本からのお客様10名+現地スタッフ2名(私とあいりーん)の総勢12名でマサイマラへ!!
(5日目~7日目)

8月14日(日)
ナロクを出て半端無いガタガタ道を3時間弱、マサイマラの入り口「セケナニゲート」に到着。まずは、ゲート近くのロッジに荷物を下ろします。そこへ、今からマサイ族の村へ案内しつつネイチャーウォークをしてくれるガイドのサデラさん登場!村に着くと、村の青年代表トムさんが待っていてくれました。女性の歓迎のダンスと、有名な男性のジャンプのダンス。そして、ヤギのチンジャ。生血もみんなチャレンジしました!(私は何回も飲んでま~す。不思議と血なまぐさくなくって美味しいよ~)新鮮なお肉をそのまま焚火で炙り焼きにして、お塩で頂きます。夕方は焚火を囲んで村の皆と踊る♪♪マサイ族の友達が出来た素敵な1日でした。
歯磨きの木「ソコノイ」だよ


颯爽と歩くサデラさんについて行く私達


色いとりどりのママ達がダンスでお出迎え♪

戦士たちがライオンを仕留めた時の喜びのダンス

血を無駄にしないように窒息死をさせます

よくがんばりました!
焚火に当たりながら語り合う

まさに、うるるん体験だ~


8月15日(月)

バルーン組はまだ夜が明けぬ早朝に出発し、日の出前にバルーンに乗りこみました。眼下に永遠に広がるサバンナから出る日の出を見た時、地球って丸いんだなぁと実感する。車からはバラバラに見えたヌーの大群。空から見ると、なんと本当に綺麗な列を作って一方向を目指して歩いている!1回450ドルとめっちゃ値段高いけど、やっぱり1回は乗りたかったバルーン。今回みんなと乗ることができて本当に良かった。バルーンから降りて、朝食会場へ行く途中。なんとチーター発見!チーターがすぐそこにいるサバンナの中での豪華な朝食♪さすがマサイマラ!!
この時期は、何万頭というヌー達がケニア側へ草を食べに来ている。サファリカ―を走らせれば、あっちもこっちも360度ヌーしか見えない!という感じだ。ヌー達がマラ川を越えてタンザニア側へ移動していく「ヌーの川渡り」は、世界7不思議だとか。なかなか見れるもんではないので、あまり期待しないように・・・と言っていたけど、なんとお弁当を食べている私達のすぐ眼の前でヌー達が川を渡り始めた!!私達、やっぱりラッキーガールズ☆
その他、本当に色々な動物が見れて、大満足の1日でした。(ゾウさんだけが、ヌーの大群のために隠れてしまい(?)見れなかったけど、、、また次回だね(笑))

実際はこんなに明るくありません!
16人乗りのバルーンに乗りこんで出発♪

朝日・・・地球は丸い。
アリのように1列に並ぶヌー達!!


サバンナで朝食

シャンパンで乾杯!!
ヌー達は一頭も流されることなく渡りきった!!
ヌーの川渡りを見るために待つサファリカ―の大群。



忍者のように隠れるヒョウ

歩き方が可愛いハイエナ


メスライオン達の狩り、失敗シーン



風格あるチーター

2011年10月26日水曜日

誰と働くか

この頃、いきなり忙しくなってきた。
8月に赴任した新しい同僚(上司)Okeroさんが、とてもアクティブな良い人で
一気に私のやる気も上昇↑↑
まだ若いのに、部長補佐になるだけある!!

やっぱり、誰と働くかって大切だなぁ~

この前無茶を言われた「環境教育のポスター」も、久しぶりに徹夜を続けて
数日で完成させたわりには良いのが出来上がった。
小さな街ナロクには、もちろん大きなA1サイズをプリントできる機械なんて無いので
プリントアウトするためだけに、ナイロビへ出張。
紙を探し周ってナイロビ中を歩き、1日がかりでヘトヘトだったけど、完成品を見て、
「何かが出来上がるっていいな」と感じた。
ちなみに、紙1枚125シル、カラープリント1枚1000シル、ラミネート1枚500シル。

何が嬉しかったって、今回、職場からの出張ということで、初めて、交通費と費用がちゃんと支給された事。
Okeroさんは、この職場(お役所)へ引っ張られて来る前は会社で働いていたらしく、お金や時間・期限について、ケニア人とは思えないほどしっかりしている。今まで、立て替えた交通費のレシートを出しても返ってくることが無かった(もしくは書類が途中で止まってる!?)のに、今回は、出張に行く前に全ての現金(7000シル)を用意してくれた!!

職場から事前に現金が貰えるということの凄さは、同じ協力隊仲間なら分かってくれると思う。

さらに、交通費と実費にプラスして、他の職員が必ず貰う食費代も計算してくれた。日本では、食費代なんかは自分で払うのが普通だが、給料が決して高くないケニアでは、食費代や出張手当のようなお金がが払われる。

実は、この「手当」というのが曲者で、ケニアの発展の妨げになっている部分もある。なぜかというと、出張だけならまだしも、会議に出席したり各主トレーニングに参加したりしても「手当」が貰えるのが通例化してるので、「お金をもらえないなら会議やトレーニングに参加しない!」と平然と言う人々がたくさんいて、今月はお金が無いから会議を開けず活動がストップするとか、お金目当てにトレーニングに参加して何も学ばずに帰る人が続出とか、意味不明な状況もしばしば発生するのだ。

なので、いつもは実費以外の「手当」に対して否定的な私だけど、一方で、確かに今回ナイロビ出張で、食費その他諸々にナロクでは絶対に使わないような金額のお金が1日だけで飛んで行ったのは事実。その分までまさか補てんしてもらえるとは思っていなかっただけに、なんか職員の一員として扱ってもらったような気がして、ちょっと嬉しかった。


全カラ―、ラミネートで5枚仕上げました!

2011年10月15日土曜日

雑誌「ソトコト」に載りました~!

この前、高橋尚子さんが訪問された際の記事が、
雑誌「ソトコト」11月号(10月5日発売)に載りました☆
私の写真も数枚載っていま~す!
もう本屋さんで売ってるみたいなので、良かったら
チェックしてみてください^^

2011年10月7日金曜日

「突発的ラッシュ」注意報

長らくご無沙汰しております。
 
ポレポレケニアでは、全体的な時間は本当にゆったり流れているんだけど、
時々予告なしに「突発的ラッシュ(突然の超多忙な時間)」が訪れる。

小旅行から帰って、今日オフィスへ行くと、
みんながソワソワしてる。
なんか来たな、と私は嫌な予感がした。

案の定、来週のイベントで使う環境教育の壁新聞のような物を5枚、
明日1日で作りたい、と。
7000シリングの予算も下りたらしい。

だから、もっと早くそういうことは言ってよ~!!
先週まで、チャイを飲んでポレポレだったやん!!
と、この私が叫びたくなるくらい。


要するに、ケニアでは、何かが決定されるのが直前すぎるのだ。
イベントに参加するのが決まるのが1週間前、
予算が決定されるのが3日前、
準備内容が決まるのが1日前、
行く人が決まるのは当日?

みたいな感じです。

今まで作りたいと言い続けて1年、予算が下りなかったのにね。
1年越しのお仕事なので、できれば最善を尽くしたいが、
時間は明日1日・・・
明日は猛ラッシュの日になりそうだ~。

9月は、毎日毎日充実しすぎてて、
ブログにUPしたい題材ばかりが貯蓄されていって、
一向に更新できない日々でした。
私のブログもケニア式(ポレポレ時々ラッシュ)でいきたいと思います。

とりあえず、元気にしてるよ~!

2011年8月31日水曜日

30歳バースデーは森の中で


記念すべきケニアでの30歳バースデーは、森のすぐ近くに住んでるケニア人の友人Betty一家がお祝いしてくれました♪

Bettyは、ずっと前の日記に書いた「炭の代替燃料」を作ってる女性グループのメンバーです。苗木を育てて、自分達の畑に植林をするという活動も続けています。小さな土壁の家と畑、ヤギと鶏と共に生きるBetty一家の暮らしぶりに触れたくて、ちょこちょこ時間を見つけては遊びに来ています。
明るくってしっかり者のベティは4児の母。

この前Qちゃんが来てくれたオロルルンガ小学校のある街の中心地から、森の方へ向かってガタガタ道をひたすら1時間ほど歩いていきます。マタツは通ってません。通り過ぎるのは牛とヤギの群れ。時々車が通るとラッキー!途中まで乗せてもらえて、ちょっと時間短縮だ~♪

家に到着すると可愛いヤギ達がお出迎え☆このヤギさんは、収入向上の一環として私の配属先から寄贈されました。放牧させるのではなく、家の庭でヤギを育てることで、放牧地を作る必要が無く(つまり森林を切り開く必要がなく)、効率的に収入向上につなげようというプロジェクト。 もう赤ちゃんが生まれて元気に育っています。
ママヤギ「いらっしゃ~いメエエ!」
赤ちゃんヤギとツーショット☆

末っ子シェディはヤギとケンカ?

ケンカするほど仲が良い♪

この前、JELが日本から持ってきてくれたシャボン玉をお土産で渡すと、子ども達は大喜び!!

得意気な長男レシュアンと負けず嫌いの次男ベットの表情が可愛い(^^)

 誕生日のご馳走はウガリと伝統野菜マナグ。鶏が産んだ卵が1個だけあったので、私が即席でホットケーキとカスタードクリームを作ってみました。子ども達はカスタードクリームを見たのは初めてだったらしく、最初は「食べたくない」と言っていましたが、一人が食べて美味しいと分かると、あっという間に無くなりました~!よかったっ(^◇^;)練習の時は大きな声でハッピーバースデーの歌を歌っていたのに、本番は恥ずかしがる子ども達。とにかく可愛いのです(`▽´)


炭の火加減が難しい!!


ホットケーキにカスタードクリームをはさんで、お花で飾り付け♪

鳥のさえずりがさわやかに響く森で、焚き木にあたってチャイを飲みながら迎える30歳。
携帯には、たくさんの協力隊の友達がメッセージをくれました。
(家に帰ったら、パソコンには日本の家族や友達からのメールが来てました。)
こんなにたくさんの人に祝ってもらえるなんて、本当に幸せ者です。

ついに憧れの30代。もう少し大人になってる予定だったんだけど・・と思いつつ
結局私は私らしくしか生きられないんだなぁ、と改めて感じる今日この頃。
自分が生き生きと輝けるように、
周りの人々に幸せを届けられるように、
そして、願わくばちょっとでも社会の役に立てるように 、
シアワセサチコはこれからも自分の道を突っ走りたいと思いま~す☆

私を受け入れて理解してくれて支えてくれるみんな、本当にありがとう!!
これからも、道に迷っちゃったときは宜しくね(笑)